
高齢社会を向かえ、高齢者や成人の健康増進を目指すにあたり、生活習慣病の克服が最大の課題としてあげられます。このような社会状況のなか、国民の健康管理・維持に関する意識が向上し、多くの方が「健康食品」や「サプリメント」を摂取するようになってきました。この「健康食品」には、人における有効性や安全性が実証された「保健機能食品」のほかに、有効性や安全性が実証されていない「いわゆる健康食品」も多く、一部では摂取による健康被害が報告されています。また医薬品との併用により、医薬品の効果に影響を及ぼすものもあります。
健康薬学コースでは、一般の消費者の方が健康維持や増進のために、安心して「健康食品」や「サプリメント」を摂取できるように、「医薬品」に加えて「健康食品」についても適切なアドバイスを行うことができる栄養情報担当者(NR)の資格を有する薬剤師の育成を目指しています。
「健康食品」等に関する正確な情報・知識を有し、「NR」の名称を用いて、消費者に対して「健康食品」等に関する適切な情報を提供することを主な業務とする者として、独立行政法人「国立健康・栄養研究所」が認定した者のことです。認定試験は平成16年度から実施されており、現在の認定者は3,480名です(平成20年現在)。
本講座は、日本薬科大学・健康薬学コースの3年前期から4年前期までの1年半の講義の中に組み込まれています。授業は、健康薬学コースの教授、准教授および講師が担当します(NR有資格者を含む)。したがって健康薬学コースの学生は、通常の講義科目を受講しながらNR養成講座も同時に履修できる仕組みになっています。
健康薬学コース6年間の薬学教育科目を修め、かつ健康薬学コースNR養成講座を修了することにより薬剤師国家試験とNR認定試験両方の受験資格が得られ、薬剤師国家試験(3月)とNR認定試験(6月)を受験することが可能です。
○薬剤師国家試験受験資格
○栄養情報担当者(NR)認定試験受験資格(健康薬学コース・NR養成講座修了者のみ)