教員プロフィール

木村 孟淳

学長 木村 孟淳 教授

学長 木村 孟淳 教授

漢方医療はひろく一般の人々から求められています。それに応えることのできる医師、薬剤師がきわめて少ないのが現状です。漢方で風邪治療ができる薬剤師を養成しています。

漢方は世界史上最も早く医学としての体系化が進み、日本では奈良時代に紹介され、江戸時代には我が国独自の漢方が著しい進歩を見せました。そして今、欧米でも漢方、とりわけ日本漢方は統合医療に不可欠な「もうひとつの医学」として脚光を浴びています。未来の医療をリードする漢方の科学を一緒に学んでいきましょう。私の研究テーマは「麻黄の生薬学的研究とガジュツの成分研究」。喘息や風邪の薬であり、生産地の農業構造から栽培が危ぶまれている中国産の麻黄。資源確保の観点から、この麻黄の類似植物を探索すること、そして胃腸薬として中国・東南アジアで古くから使われ、胃癌の原因と言われる細菌類の除菌作用が注目されるガジュツ、中でも優れた薬効を示す屋久島産のガジュツの研究を行なっています。

略歴

  • 略歴:大阪大学院卒、ノースカロライナ大学留学を経てタイ国薬植研究所顧問を歴任。

学術論文

  • Mochizuki, T., Fujita, K., Kuki, I., Kimura, T., Usui, T., Shimatsu, A.: A 3-Year-Old Girl with   Presenting Precocious Puberty: Possible Involvement of Herbal Medicine. Clin. Pediatr. Endocrinol., 14, 93 (2005).

著書

  • 木村孟淳,田中俊弘,水上 元編集,山路誠一ほか分担執筆:新訂生薬学 改訂第6版,南江堂,(2007).
  • Ravindran, P. N., Nirmal Babu, K., Sivarman, K. (ed.): Takeatsu Kimura et al. “Turmeric, The genus Curcuma”, CRC Press/Taylor & Fransis (2007).
  • 野呂征男,木村孟淳,水野瑞夫,田中俊弘編集,山路誠一,伏見裕利ほか分担執筆:薬用植物学 改訂第6版,南江堂 (2006).
  • 木村孟淳,御影雅幸,劉園英:中国医学,医・薬学で漢方を学ぶ人のために,南江堂,1-12 (2005).
  • 日本薬学会編,木村孟淳ほか共著:化学系薬学Ⅲ.自然が生み出す薬物,東京化学 同人,56-59(2005).
  • 木村孟淳:読みもの漢方生薬学・改訂版,甘棠社 (2004).
  • 木村孟淳 編,共著:薬学生のための天然物化学,南江堂 (2004).
  • 原色日本薬用植物図鑑(保育社).

国内学会発表

  • 山路誠一,恒岡まり,木村孟淳:「麗江麻黄」の形態と基原に関する研究.日本薬学会,第128年会(横浜) (2008).
  • 木村孟淳:漢方生薬の修治について,附子,半夏など,日本東洋医学会関東甲信越支部会,宇都宮 (2007).
  • 木村孟淳:漢方生薬の修治について,第40回日本漢方交流会全国学術総会,共立薬大・東京 (2007).
  • 吉田直美,谷口抄子,波多野力,土居功一,田部昌弘,柴田高,吉田隆志,木村孟淳:タイおよびミャンマーの阿仙薬とそのポリフェノール成分,日本生薬学会第54年会・名古屋,要旨集 213 (2007).
  • 山路誠一,田中与則,木村孟淳,米光美知子,福田直通:Ephedra属植物の生薬学的研究―クチクラ瘤分布の画像解析―.日本薬学会第126年会(仙台) (2006).
  • 伏見裕利,伏谷眞二,木村孟淳,川崎武志,秋葉秀一郎,伏見直子:「湯本求真文庫」と石膏の使用量に関する文献学的考証,日本生薬学会52回,金沢,要旨108 (2005).
  • 木村孟淳: 中国の生薬事情,第54回日本東洋医学会,要旨23 (2003).

その他の執筆活動

  • たにぐち書店 月刊誌「漢方臨床のための漢方医療」
    シリーズ解説記事「中国の生薬」  1巻(7), 1997年10月号から隔月連載中。 2010年3月号までで71回。
  • 同誌
    表紙解説 「岩崎灌園:草花写生」  9巻(1)2005年4月号から11巻(3)2009年3月号まで連載。36回
    表紙解説 「ケーラー薬用植物図譜」13巻(1), 2009年4月号から連載中。2010年3月までで12回。
  • 小太郎漢方製薬 「小太郎漢方ニュース」および「協力会だより」
    シリーズ解説記事「生薬アラカルト」 1987年9月号から連載中。2010年3月までに92回。
  • 埼玉県薬剤師会雑誌  表紙写真および解説。34(7), 8(2007)から連載中。2010年3月までに18回。
  • 木村孟淳:”薬学教育と漢方,日本薬科大学の場合”,漢方と最新治療,14(2), 156-158 (2005).