
私たちの健康は60兆個の細胞が持つ遺伝子の機能によって維持されております。病院の治療についても、オーダーメイド医療の提供が薬学の使命であります。本分野は、遺伝子の役割解明、生体の代謝機能、薬物の作用機序を分子的レベルで解明する研究を行います。
微生物は、発酵食品や医薬品製造に利用される有用微生物、あるいは感染症の原因となり健康を脅かす有害微生物など多種多様です。特に、日和見感染症、薬剤耐性菌や新型ウイルスによる感染症は重要な問題です。このような多様な微生物の作用を多角的に広く研究します。
感染症の予防、治療、診断に大きく寄与している免疫学について学びます。免疫機能・制御機構は急速に発展した。過敏症、自己免疫疾患、免疫不全症などの多数の疾患の発症機序が解明された。そしてさらに免疫賦活薬、抗アレルギー薬の開発も可能な時期に達している。
人々の健康な生活をサポートするために、人体に直接影響する栄養素、食品成分あるいは食品汚染物質などについて研究します。人々の健康の維持・増進に貢献できるようになるために、社会の健康と疾病の現状を把握すること、栄養素の働きや食品の安全性などについて学びます。
生活環境は健康に大きく寄与します。そこで、より良い環境を実現するために、化学汚染物質の生態影響、環境動態、汚染防止対策などを研究します。また、地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨などの地球環境問題についても学びます。
薬はサリドマイド禍に代表されるように、時には毒にもなってしまう。薬物の吸収、分布、代謝、排他、遺伝的要因など、様々な要因に左右される薬理作用、そして副作用を研究し、個人に合った薬の適正使用についての十分な知識を学びます。