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日本薬科大学の教育目標

医療技術の高度化や複雑化、医薬分業の進展により、薬学を取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。学校教育法、薬剤師法の一部改正によって、平成18年度から「臨床に係る実践的な能力を持つ薬剤師」の養成を目指して6年制薬学教育が開始されました。平成18年の薬事法改正で薬種商制度が廃止され、平成21年6月から登録販売者による一部医薬品の販売が施行されました。一部のドラッグストアは調剤室併設型店舗を増やしていますが、この運営には薬剤師の常駐が不可欠であるほか、第一類医薬品は登録販売者では販売できません。薬剤師の存在意義が社会的にも脚光を浴びるなか、医療を支える薬学の専門家として、これまで以上に高い知識・技能・態度の修得が求められています。このような社会情勢のなかで、建学の精神・教育理念の浸透、大学の使命の実践も含めて、具体的に4つの教育目標を掲げています。

図:統合医療

(1)創造的医療人の育成
少人 数対話型学習(SGD;Small Group Discussion)や問題解決型学習(PBL;Problem-based Learning)の積極的な実施により、自ら問題を提起し、他の医療人の意見を取り入れながら自らの力で解決する自己解決型の創造的医療人を育成する。

(2)時代の変化に適応できる医療人の育成
薬剤師の活動範囲は、病院、保険調剤薬局あるいはドラッグストア、新薬メーカー、官公庁等きわめて広く、また、職種においても大学等における薬学の研究者・教育者、医薬品の研究・開発から販売・使用、さらには薬事衛生行政関係に携わる者など幅広い。早期体験学習、実習前の事前学習、長期実務実習等で多くの医療人の話を聞き、自ら体験することにより、時代の変化に適応できる医療人(薬剤師)の育成を目指している。

(3)「惻隠の心」を持つ医療人の育成
クラス担任制度や他大学にはないきめ細かな教育支援システムを通して、教員が学生と積極的に触れ合うことにより、日本薬科大学の使命に基づいた「惻隠の心」を持つ豊かな人間性と倫理 感を備えた医療 人を育成する。

(4)「統合医療」を理解・実践できる医療人の育成
大学の使命である「統合医療」の概念を理解して、東西の医学と予防医学に関する総合的な知識と、個々の専門性を併せ持つ医療人(薬剤師)を育成する。

「薬学教育モデル・コアカリキュラム」と本学独自の教育を加えた特徴のある教育

2002年、日本薬学会から「薬学教育モデル・コアカリキュラム」という新たな薬学教育の指針が提出されました。これは医療の高度化と医薬品にかかわる先端科学技術の進歩に対応し、社会のニーズに応えられる薬剤師と薬学研究者の育成を目指すものです。日本薬科大学では「薬学教育モデル・コアカリキュラム」に本学 独自の内容を加えた特徴あるカリキュラムで教育を行っています。

イメージ写真:授業風景
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